【ホラー筋肉系漫画原作】少年とフーとフーーーッと。

【ホラー筋肉系漫画原作】少年とフーとフーーーッと。
少年:すっかり遅くなっちゃったなー 早く帰らなきゃ!

ナニカ:フー フー

少年:あれ?なんだろう?何か音が聞こえる・・・?後ろから聞こえる気がするけど・・・

ナニカ:フー フー


少年:何も・・・いないよなぁ?

ナニカ:フー フー

少年:(おかしいなぁ・・・)


少年:うーん・・・

ナニカ:フー フー

少年:気配はするんだけど・・・
 
ナニカ:フー フー
 
少年:やっぱり後ろから ナニカ・・・
 
(後ろへ振り返る)

 

 
少年:え?え?え、えええ?ナニ?あ・・・
 

 

 

フー フー フー フー

少年:うわあああああ やばいやばいやばいやばい こわいこわいこわい


 

少年:誰か!

ナニカ:フー フー フー フー

 

少年:誰か助けて!

ナニカ:フー フー フー

少年:こ、この先にはたしか公園が!誰か!助けて!


少年:うわーーーー!

ナニカ:フー フー フー フー

新しいナニカ:フーーーッ フーーーッ フーーーッ

少年:え!!!???公園の方からも音が聞こえる!!!まって!なんで!!!


ナニカ:フー フー フー フー

新しいナニカ:フーーーッ フーーーッ フーーーッ


少年:もうわからないよ!誰か!助けてー!!!


少年:公園だ!!!こうえ・・・ん・・・。
 
ナニカ:フー フー フー フー
 
新しいナニカ:フーーーッ フーーーッ フーーーッ
 
 
少年:・・・え?ナニコレ?
 
 
 

 

少年:え?大きい。怖い。筋肉?え?筋肉だ、これは。

 

少年:え?
 
ナニカ:え?
 
筋肉:フーーーーッ フーーーーッ フーーーーッ フーーーーッ
 
少年:後ろからフー。前にはフーーーーッ。どっちも怖いけど、多分、筋肉(人間)のほうがましだ・・・。よし・・・。
 
 
少年:筋肉さん。トレーニング中に大変失礼します。助けて下さい。トレーニングを中断させてしまうことをお許し下さい。
 
 
筋肉:(スッっと鉄棒を下りる)なるほど。
 
ナニカ:え?
 

 

ナニカ:いやっ、ちょ、っちょ、自分ナニカで怖い存在のはずなんですけど、え?っちょ?怖い。怖い!

筋肉:トレーニングを中断させた罰を与えます。

ナニカ:いや、ちよっ!それは・・・僕じゃなくて!


ゴスンっ!!!(鬼ゲンコツ)

筋肉:子供を怖がらせるな。帰れ。

ナニカ:・・・き、筋肉・・・。こわい・・・。


子供:・・・。はっ!す!凄い!!!筋肉さん!凄い!ありがとうございます!
 
筋肉:いいんだよ。気にしないでくれたまえ。気をつけて帰りなさい。
 
子供:でも!なんで!?相手はよく分からない怪物なのに!何で倒せるの!?
 
筋肉:はっはっは。それはね、筋肉の前では全てが平等だからさ。
 

筋肉:君も大人になったら筋トレを始めるといい。自重で出来るプリズナートレーニングなんてオススメだよ。鉄棒とバスケットボールと己一つでトレーニングが出来る。どんな筋トレをしても良いんだよ。大切なのは継続する事だから。

 

筋肉:君の筋肉は君を裏切ったりなんかしないよ。強くなりなさい。

 

子供:筋肉って!筋肉って!すごおおおおおおおい!

 

~こうしてまた、未来の筋肉が生まれる~

 

【完】

 

こんにちは、ハピエンの上司です。
 
筋肉とホラーを掛け合わせた漫画を連載したいなと思い原作を考えました。動きのイメージを掴むために3Dモデリングソフトで人体モデルを作りつつ構成を考えました。
 

引き続き、作画に向けてまずはマッキンさんを説得する所から始めたいと思います。

今日は以上でーす。